Interview

ウチダハウス社員インタビュー

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2021年入社 管理部 管理第2課 佐藤

自分のために

学生時代は、ゼミで社会貢献のためのプロジェクトに携わっていました。

お年寄りへの福祉というテーマで研究コンペの募集があり、まずは役所に出向いて地域の高齢の方にヒアリングをしました。すると、足腰が弱くなって外出するのが億劫になった、寝たきりでまったく外の空気を吸えなくなった等、切実なお悩みを聞くことができました。

それを受けて、私の大学と、歩行器の研究開発をしている地方大学、自治体との連携で、大きなプロジェクトを立ち上げてコンペに参加しました。

開発中の歩行器をお年寄りに使って頂く実証実験も実施しました。

ご協力下さった皆さんの感謝の笑顔はとても嬉しいものでした。

しかし、今になって振り返ると、これは研究コンペを勝ち抜く為に、あえて選んだテーマだったということも否定できません。勝ち抜きたい「自分のため」という気持ちが強かったと思います。

インターンで気が付いた「仕事の責任」

入社が決まったとき、学生生活では必要な過程を終えていたので、4月の正式な入社の前に、少し早めに、ウチダハウスにアルバイトという形でハウスクリーニングの仕事をさせてもらっていました。ウチダハウスのハウスクリーニングは他社より丁寧で綺麗だと言われたことがありますが、働いてみてその理由が分かりました。

ひとつは、ハウスクリーニングと言っても掃除だけではなく、設備の点検も行っているということです。給湯器や換気扇、水回りなど、ここで誰かが長く暮らすことを想像しながらチェックします。もうひとつは、作業を終えたあと、自分の名前が書かれたカードをお部屋に置くことです。これは自分の仕事に責任を持つということです。

現場で培った対応力

今は管理部の二課で、入居者の皆さんから持ちかけられる相談を解決するため、物件から物件へと、飛び回っていることが多いです。

今日訪問したお宅の一つは、トイレが詰まってしまったお部屋です。簡単そうなトラブルならば、お話だけ伺って専門業者を手配することもできますが、そうではなく、まず足を運ぶことが大事です。トイレを見せて頂いた後、「その他は大丈夫ですか?些細なことでも、何か気になることがあったら、仰って下さい。」とお声がけすると、せっかく来てくれたのだし…と給湯器の温度が低いことをはじめ、その他にも気になってたところを教えて下さり、合計五件の不具合がありました。

電話だけの応対ではここまで相談を受けることはなかったでしょう。こういう事は珍しくないのです。気になってはいるけれど、そのことだけ聞くには気が引ける。でも、せっかく来てくれたのなら相談してみようか、と、こちらが足を運べば打ち明けてくださる場合もかなり多いのです。

三年間とはいえ、経験を積んできました。駐車場に受水槽が設置されているマンションを見たことがあると思います。あるマンションで、水量メーター点検の時、受水槽につけた総括メーターと、各お部屋の使用水量を計る子メーターの合計が合わないことがわかりました。駐車場の脇についている掃除用の水道などは、子メーターに加算されないので、多少の誤差は出るのですが、その範囲を超えて差があったので、総括メーターと子メーターの間のどこかで水が漏れていると疑いました。

漏れの箇所を調べるためには、駐車場の下に這わせた水道管に水素ガスを通して、探知機で地道に原因を探ることになります。ただ今回は、マンション自体の築年数がだいぶ経っていたので調査はせず、水道管を新設することにしました。

たとえ調査をして漏れた箇所を見つけて補修したとしても、老朽化でまた同じことが起きるかもしれません。そうなれば、また調査費用と小規模な改修費がかかってしまいます。今回の場合は、期間と費用はかかってしまいますが、大きな工事で原因ごと解消してしまう方が良いと判断しました。

大規模な工事です。スムーズに事故なく進めることは第一ですが、工事の間お待ち頂く大家さんや入居者さんに、分かりやすく丁寧な説明をすることも大切です。住んでいる人達の中には、費用が安く、すぐ復旧する方が良いと思う方もいらっしゃるかもしれません。それでも、長い目で見た時に、より良い解決策だという事を納得して頂いた上で、工事を進めていくこともとても大切だと思っています。

「自分のため」から「誰かのため」へ

管理部の仕事は、学生時代に取り組んできたプロジェクトとプロセス自体は似ているかもしれません。でも「誰のためか」という大きな目的がまったく違うのです。学生時代は、結果はどうあれ自分のためでした。今の仕事は、間違いなく大家さんやそのお部屋に住んでいる方のためです。

安く済む解決策、楽に済む解決策をご案内すれば、いっときは喜ばれるかもしれません。

ともすれば、嘘やごまかしで問題を避けたくなる気持ちが生まれるかもしれません。

しかし、「トラブルやお客様の叱責は私たちを成長させるチャンス」と社員心得にもあるように、自分自身が、お客さまから大事な資産=不動産を託して頂いているということを忘れずに、お客様に対して、常に丁寧で誠実に向き合うことが何より大切だと感じています。

いつも心に留めているのは、この部屋に暮らす人が、もし自分の親や家族、友人だったら、どんなことを伝えて、どんな作業をするのかということです。自分とは直接の縁はないかもしれない「誰か」=お客さまにも、同じような気持ちで接していくことが理想です。

「自分のため」だった学生の頃とは違い、「誰かのため」を考えながら働く現在。

今日はどんな相談が来るだろうと、毎日ワクワクしながら仕事に臨んでいます。

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管理部 管理第2課 佐藤

お客様の声に丁寧に耳を傾ける。
複雑な工事の工程をわかりやすく説明する。
そのために知識を蓄える。
実直さと責任感の強さで、お客様からの信頼を得ている佐藤。