コラム&ニュースレター
自然災害と修繕計画および火災保険
自然災害と修繕計画および火災保険
日本の国土の大部分は温帯に属し、高い山々が連なる山脈など面積の約70%が山地となっています。
世界的にみると四季がはっきりしており、台風や豪雨の発生により、洪水や河川の氾濫、土砂災害等の被害を受けることもあります。
賃貸経営において、所有物件の立地状況から想定される被害を未然に防ぐ、あるいは最小限に抑えるため、事前の備えが重要となってきます。
例えば、大雨から想定される、建物に対する被害の原因を部位ごとに確認し、まとめると 下表のようになります。
安定した賃貸経営を行うためには、大雨などの自然災害全般に対し、日頃から備えておく事が重要です。
被害が発生した場合は多額の費用が急遽発生する可能性がありますので、被害を最小限に抑えて資産価値を長期的に守る必要があるでしょう。
当社管理物件でも、先月の雷雨・台風の影響により天井や壁からの雨漏りの他、漏電による停電、落雷によるオートロックや給湯器の故障が発生しました。
当社は夜間休業時の緊急対応業者と提携していますが、対象は貸室内のみで共用部は原則対象外となります。

◆大規模修繕計画の必要性
分譲マンションでは一般的な長期修繕計画ですが、国土交通省の賃貸オーナー様に対する意識調査によると「計画的・定期的に修繕を実施している割合」は、わずか2割程度とな っています。
実施しない理由は「資金的余裕がない」「必要性が理解できない」などです。
勿論、大雨による被害の原因は、掃除や軽微な補修等、日々のメンテナンスによりリスクを下げられるものも多くあります。
しかしながら、修繕を怠り入居者に被害が出た場合、オーナー様は損害賠償の責務を負う可能性があります。
大規模修繕のメリットには、
(1) 建物の耐久性の維持
(2) 入居者の安全確保
(3) 入居率の向上
(4) 家賃水準の維持
などが挙げられます。

大規模修繕には時間や費用がかかりますが、入居者を守ると同時に「資産価値」や「入居率」にも関係してくる不可欠な工事です。
どのような建物でも、経年劣化から逃れることは出来ません。長期修繕計画を立てて早めに対処していくことが、入居者や建物だけでなくオーナー様にとっても一番メリットが大きいと考えられます。
近年、全国で多発している自然災害により、各地に大きな被害がもたらされています。災害リスクに備えるために火災保険の加入は重要です。
火災保険の加入、見直し
保険会社によって異なりますが、契約している火災保険によっては、自然災害で充分な保険金が支払われない可能性があります。
風災・水災が補償されるか確認してみる必要があります。また、免責金額の設定についても確認が必要です。
例えば、建物の老朽化が原因の「雨漏り」は 水災補償の支払い対象外です。
現状を正しく把握し、適切な保険料を支出しつつ、万が一のときには納得のいく補償を得られるよう火災保険を選ぶこと、そして定期的に補償内容を見直すことで災害リスクに備えることが出来ます。
絵画の展示
今年6月より、弊社社員の高橋美幸が描いたアクリル絵画を本社中2階の休憩スペースに飾っています。
趣味で40年以上絵を描いており、定期的に 展覧会へも出展しています。
日頃、アートに触れる機会もなかなか無いということで、定期的にテーマを変更し、飾ることとなりました。
本誌掲載の絵画のテーマは「カエル」です。
ご来社頂いた際は、是非ご覧下さい。
