ウチダハウス社員インタビュー
今日は、仕事の後に城北公園のグラウンドで、野球の練習をします。会社で野球をやってみたいと参加者を募ったら、10人ぐらいの手が挙がりました。なかなか日程が合わなくて、今日がはじめての練習になります。まずは楽しんでもらうことが第一だと思っています。数年前まで野球に心血を注いでいた自分にとって、いま、野球を「楽しもう」という感覚を持っているのはなんだか不思議です。
小学校に上がった時に、父がグローブを買ってくれました。父とのキャッチボールを手はじめに、小学校4年の時、地域の少年野球チームに入りました。チームに入ったあと、両親と見に行った西武ドームの試合で左投げのピッチャーが活躍しているのを見て、左利きの自分でもピッチャーをやってみたい。そう思って、練習の休憩時間に、ひたすら壁当てをやっていました。そんな地道なアピールが実って、小学6年生の時、監督に「ちょっと次の試合で投げてみようか」と言われたのです。小学校最後の年に念願のピッチャーデビューを飾りました。中学に上がってからは、ピッチャー志望を前面に出して、やっとピッチャーとして認めてもらった感じです。
当時の風潮で、トレーニングの時に、ピッチャーは他のポジションよりもたくさん走らされました。今では、走りすぎるのはかえってよくないと言われたりしていますが、根性論と思っていた走り込みのおかげでずっとマウンドに立ち続ける持久力もスタミナもついたように思います。中学生以降も野球を続けました。高校時代は、肘を壊すなど苦しい思いもしましたが、トレーニングを重ねて克服すれば故障の前よりもいいプレーができるようになって、ますますのめり込みました。大学生になってからは、二年間大学の野球部に所属し、その後二年間は社会人野球のクラブチームで、勉強そっちのけで野球に明け暮れました。それでも年を重ねれば重ねるほど、野球を続けていくことがシビアになってゆきます。
大学四年になって、就職活動に決着をつけなくてはいけない頃を迎えても、このまま野球を続けるか、職に就くかで未だ悩んでいました。並大抵の努力では野球を続けてゆけないことはよくわかっています。いつ故障してもおかしくない。続けられても40歳ぐらいまででしょう。運よく社会人野球に入れても、今の実力では満足できる給与は得られないかもしれない。いろいろな事を天秤にかけて、就職に気持ちが傾いたころにはもう11月をすぎていました。就活生としてはかなりな出遅れだということは理解していました。
そんな時、ウチダハウスで働いている高校の同級生に誘われて野球観戦に行きました。その際に自分が勤めているウチダハウスを勧めてくれたのです。工事部でハウスクリーニングを担当しているとのことでした。
自分はピッチャーだったこともあり、不器用ではないと思いますし、なにより体力には自信がありました。手に職をつけたい気持ちもあって、説明会に足を運びました。焦りや思い詰めた気持ちはそれほどなく、ほとんど興味本位でした。もしもうまくいかなかったとしたら、また野球に戻ればいいという思いもありました。説明会では社員心得と社長の気さくさが印象に残りました。そのあとの、現役社員の皆さんと就活生の座談会では工事部の人たちの生の声をざっくばらんに聞いて、この会社で働きたいという気持ちが高まってきました。休みについて聞くと、シフト制で他の社員の人たちと調整しながら休みを取る形で確実に土日が休めるわけではないと聞きました。それを聞いて、土日を費やさなくてはいけない野球を本気で続けることは、もうあきらめよう。そう決心がつきました。
入社して、当初の想像通り、クリーニングの仕事を任されました。ですが三ヶ月ほど経ったその年の夏、突然、工事部の現場監督に配置換えがありました。ただ三ヶ月クリーニングに専念していただけで、工事の経験も知識もない新米です。社長からは、何もない状態からスタートしてどんどん吸収していけるようにと言われましたが、それどころではなく、ただ縮み上がっていたのを覚えています。
いざ取り組んでみて、いろいろなことを教えてもらいながら仕事を覚えていきました。現場監督の仕事は、入居者の方がお部屋を出るときの解約の立ち合いから、空室になったお部屋の原状回復のための工事の施工計画を策定して、見積もりを立てます。見積もった工事について、管理部の方がオーナー様より承諾を得て、承諾次第工程を組み、工事に取り掛かります。現場に入る職人さんたちに迷惑が掛からないよう部材の発注やスムーズな段取りを行い、工事を完了させる。これが一連の流れです。
ゼロから何もわからないところから始めているので、どこが難しくて、どこに注意を払わなくてはいけないかもわかります。野球で培ったコミュニケーション能力は、工事現場でも年長の職人さんや先輩方ともうまくやりとりできていると感じています。現場監督の名に恥じぬよう、良いチームプレーを心がけたいと思います。
工事部 圖司
知識ゼロからスタートし、周囲のサポートを受けながら日々成長している現場監督。
野球で培ったコミュニケーション能力をフル活用して壁に立ち向かっている。







