ウチダハウス社員インタビュー
工事部の三課に所属して、内装工事を担当しています。主に壁紙の張替えや、床のクッションフロアの張替えを行っています。ほとんどが独りの作業です。
誰の手も借りずに、壁一面のクロスや床を張り替える作業は、慣れるまでは本当に大変でした。
クロスの張替えは、まずは張られている古い壁紙を剥がすことからはじめます。丁寧に剥がさないと、新しいクロスをきれいに貼れません。使う道具はへらだけです。剥離剤は使いません。化学薬品を使うことで壁が傷んでしまうこともあるからです。下地の石膏ボードなどに傷がついてしまわないよう、慎重に時間をかけて行います。それでも古い壁紙の接着剤が変質していたりすれば、下地が一緒に剥がれてしまったり、傷ができてしまうことがあります。そんな箇所はパテを埋めて平らにします。
きれいに剥がし終わったら、いよいよ新しいクロスを貼ります。クロスはロール状に巻かれて搬入しますが、それをクロス糊付け機に通して、裏面にノリを塗ります。糊のついたクロスの端を持って、脚立に上がり、壁と天井の角に合わせて位置を決めます。これが曲がってしまうとクロスが斜めに貼りついてしまうので神経を使います。だいぶ慣れたつもりでも、この瞬間は毎回緊張します。最初のうちは真っすぐ張るのが難しくて、失敗もしました。なんとか貼り直せればよいですが、たわんだり傷がついてしまうと、クロス一巻が台無しになってしまいます。
垂直の壁にクロスを貼るのも大変ですが、天井のクロスの貼り替えは、もっと大変です。糊がついて重たくなったクロスを、脚立に乗って天井まで持ち上げます。はしごを土台にして、天井に沿うように渡した板を移動しながら、ずっと上向きのままクロスを貼ってゆくのです。疲れても腕を下ろして休むわけにはいきません。なにかのピンチが起きても誰も助けてくれません。
仕事をはじめたころは綺麗に貼れると、にんまりと眺めたりして充実感があったのですが、今はずいぶん慣れました。特に感慨はありません。
床のクッションフロアの張替えに関しては、まず古いシートを剥がすのですが、その際、以前の業者が古いシートを剥がさず、その上に新しいシートを張ってリフォームを終えていることが時々あります。こうした事例はシートを剥がしてみないと判明しないので、なかなかやっかいですが、決して禁じられていることではないのです。なので、表面のシートだけ剥がし新しいシートを貼ってしまうこともできるのです。それでも自分は、古いシートもすべて剥がすようにしています。古いシートの接着剤が劣化して、下地のコンパネが痛んでしまうことがあるのです。それに数年後、このお部屋が空室になった時に、自分が再びリフォームを担当することもあるかもしれません。そんなことが頭をよぎると、今は少し面倒でも、できることはやっておこうという気になります。
出身は宮崎です。かつては大分の佐伯で造船の仕事をしていました。海沿いの造船所で、昼休みにはふ頭から釣り糸を垂れたりしてのんびりしたものでしたが、メインの仕事は金属パーツの切断で危険を伴うものでした。自分が入社する前には、別のセクションで死亡事故があったとも聞いていました。二年程続けたものの、その仕事はあまり面白いと思えず、退職して上京しました。しばらくぶらぶらしていたところ、東京で知り合った方がハウスクリーニングの会社を起業するからと誘われるまま入社しました。そこで仕事をするうち、ウチダハウスの物件を外注でクリーニングするようになって、工事部の方々と面識ができました。そのクリーニング会社は数年働いて退社したのですが、間もなくウチダハウス工事部の那須さんから「いまなにやってるの?」と電話がかかってきたんです。那須さんとは名刺を交換して少し会話を交わした程度の間柄でしたが、どういうわけかウチダハウスで働かないかと声をかけてくれたのです。外部から見ても風通しは悪くなさそうな会社だと感じていましたし、現場監督になりたかったこともあって、お世話になることにしました。ところが、入社してほんの2~3日しか経っていなかった時に、社長から直接、「前にハウスクリーニングをやってたんならウチでもやってくれや」と、そんなことを言われ、ハウスクリーニングの仕事に逆戻りしてしまいました。クリーニングの仕事は嫌いではなかったし、自分なりのノウハウも身についていたので、大きな問題はなかったのですが、やめた仕事に戻されて、最初はちょっと腐り気味でした。
それでも振り返ってみれば、当時のウチダハウスはハウスクリーニング業務を社内で請け負ってはおらず、自分が最初のクリーニングメンバーでした。
自分がウチダハウスのクリーニング業務スタートのきっかけとなったのです。
そう考えると、少し胸を張りたいような感じもあります。
ウチダハウスのハウスクリーニング業務は、以前の会社ではやっていなかったポイントも加わりました。クリーニングと同時に室内の電気ガス、水道のチェック。エアコンなどのリモコンの不具合などもチェックして、すべての作業終了後に、作業を担当した者の名前を記したカードを残します。こうしたポイントのおかげか、入居者の方のクレームも少ないと聞いています。
クリーニングの仕事に専念して約5年、今の工事三課の仕事に異動しました。
クリーニングの腕もさらに上がっていたので、ちょっとがっかりはしたのですが、今は工事の仕事の方が好きなくらいです。
海沿いの街で育って釣りが好きなのですが、今年はまだ行けていません。自分を誘ってくれた那須さんをはじめ、ウチダハウスには釣りが好きな人たちがたくさんいます。近いうちにまた時間を作って、みんなとのんびり釣りに行きたいなと思っています。
工事部 主任 笹村
工事部に所属し、主に内装工事を担当している。
細部にこだわる丁寧な仕事ぶりで、クロスの貼り替えでは下地処理から仕上げまでを慎重に行う。
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS) ガス機器設置スペシャリスト(GSS)は、ガス機器の設置や施工に携わる民間資格です。ガス機器の設置・施工に求められる高い知識や技能を有していることを示しています。
- 一般建築物石綿含有建材調査者 一般建築物石綿含有建材調査者は、建築物の解体や改修工事の際に、建材に含まれる石綿(アスベスト)の有無を調査する資格です。2023年10月1日より、解体や改修などの工事を行う事業者による事前調査が義務付けられました。
- 甲種防火管理者 甲種防火管理者は、用途や規模、収容人員に関わらず、すべての防火対象物で防火管理者として活動できる国家資格です。
- 石綿作業主任者 石綿作業主任者とは、「重量の0.1%以上」の石綿が使用された全てのものの製造や輸入、譲渡や使用が禁止された2006年に新設された、国家資格です。 石綿が使用されている現場で解体やリフォーム工事を行う場合、事業者は必ず、石綿作業主任者を選任する必要があります。(出典:日本建設情報センター)




