コラム&ニュースレター
建物の外装工事の施工例
【お知らせ】 家主様ウェブ 機能追加!
2023年7月より、収支報告書に加え「定期巡回清掃報告書」 が家主様Webでご確認頂ける様になりました。
巡回清掃をご契約のオーナー様は7月分よりWeb画面にてご確認下さいませ。
家主様Webは収支報告書年間収支報告書がWeb上で閲覧、ダウンロードできる便利なサービスです。
新規にご利用を希望のオーナー様は、担当までお申し付けください。
建物を良好な状態で長期間維持することは、不動産賃貸業において、とても重要です。
部材が経年劣化することは避けられませんから、鉄筋コンクリート造でも木造でも、建物の構造に関わらず、外装工事は必ず発生します。
建物の機能面は勿論のこと、見た目の印象も貸室の安定稼働に役立ちます。
修繕工事には費用が掛かりますが、建物の寿命を延ばし、長期間の安定収入が得られ易くなるというメリットもあります。
今回は、 当社が施工した外装工事の事例をご紹介します。
(建物外観・施工前)
<建物規模 >
鉄筋コンクリート造4階建
12戸 (オーナー様宅併用)
< 築年数 >
1997年5月新築 築26年
<外壁の状況>
外壁はタイル面と塗装面があり、タイル面にはヒビ割れ、タイルの浮きが見られ、塗面は各階とも大幅なクラックがある
(建物外観・施工後)
●外装工事
年月が経つにつれ、下地コンクリートが乾燥し躯体に収縮が起こることにより、タイルが剥がれたり、 外壁にひび割れが生じます。
また地震や周辺環境による振動が原因で発生することもあります。
外壁に足場を組んで、タイル面 (外壁面) の脆弱部を調査し、タイルの補修とバイオ洗浄を実施しました。
バイオ洗浄とは、専用の薬品で外壁の汚れを落としていく洗浄方法です。
タイルのひび割れ及びタイルの浮きに対しては、張替え及びコーキングを行いました。
これには、タイルが落下する危険性を回避する目的もあります。
塗装面は各階とも大幅なクラックがありましたので、塗装を実施しました。
●クラック補修工事
A-NC工法 (ノンカットフィルム工法) と呼ばれる方法で施工しました。
ノンカット工法は傷に沿って防護フィルムを貼り、その上から下地塗装と仕上げる工法です。
該当箇所を削り、防水シールを行う工法もありますが、今回はクラックが大きく、シールの伸縮による再発や工事中の飛散、騒音防止に優れたノンカット工法を採用しました。
この工法は、クラックからの雨水や有害ガスの侵入を防止し、コンクリートの中性化、雨 水事故を防止します。
外壁面などに生じる様々なひび割れに活用できます。
アスベスト対策もさることながら、粉塵騒音を生じさせないことから環境面に配慮した工事に適しています。
(クラック補修・施工前)
(クラック補修・施工後)
●屋上防水工事
防水工事を施工することで、経年による劣化(質感・光沢・ 色彩) 及び防水機能 (耐光 性中性化防止・ひび割れ追従等) の回復を図ります。
防水層の亀裂や欠損の原因は経年劣化や下地の不具合から発生するもの、もしくは落下物などの外的要因などが考えられます。
放置すると漏水事故に繋がる恐れがありますので、10~15年スパンでの防水工事を推奨
しています。
(屋上防水工事・施工前)
(屋上防水工事施工後)
これらの工事は使用する材料によって工事費が異なります。
コストを抑えた工法にも対応可能ですが、長期的に考えると質の良い材料のほうが長持ちしやすく 結果的にコストを抑えることにも繋がります。
外壁は、昨今の想像以上の雨風にさらされ、建物へのダメージや雨漏り等のトラブルが多く発生しています。
予防的な観点も踏まえ、定期的なメンテナンスが必要です。
ウチダハウスでは、オーナー様の建物に対する適切な修繕工事のご提案を致します。
様々なご要望にお応え出来ますので、お気軽に担当者までお声掛け下さい。