ウチダハウス社員インタビュー
今年の春に入社して半年あまり。配属された管理部工事第二課で、これから入居される方に、お部屋の明け渡しに向けて、ハウスクリーニングの仕事を主に受け持っています。この仕事は、工事部の新人が最初に受け持つ業務と聞いています。これを通じてお部屋の様々なことを知ってから、自分が将来的に希望している内装工事を学ぶという流れは、たしかに理にかなっていると思います。2LDKなどの大きな部屋の場合は、二人以上の分担で作業をしますが、1Kほどの部屋は、一人で清掃します。
私が単独で作業する場合をご説明します。
毎朝出社後、これからクリーニングへ向かうお部屋の状況を確認します。クロスの破れ、網戸の補修などの修繕箇所がある場合は、事前に別部署(工事部第一課、見積担当者or現場監督)の方がチェックシート(工事項目)をあげてくれているので、それに合わせた修繕用具と掃除用具をそろえて出発します。移動は練馬周辺、車で30分ほどです。お部屋に着いて、最初に始めるのがエアコンの清掃です。夏場は特に、エアコンなしではとても作業はできません。今日一日の快適な仕事場環境づくりのような意識です。
続いて窓にかかります。特に冬場は、明るいうちでないとガラスの汚れはわからなくなってしまうのです。窓がきれいな部屋でも、サッシの溝までは手が回っていないことが多く、溝の幅に合わせカスタマイズした道具も使います。
次の浴室掃除が昼までに終われば、作業は順調。換気扇のフィルターを出して洗浄、浴槽エプロンを外して清掃するので、時間との闘いです。ここまでに時間を要してしまえば、昼休憩もそこそこに次にとりかからなくてはいけなくなってしまいます。
- 01:現場へ向かう準備のようす
- 02:入念なチェックを行う
- 03:移動はカーゴ付き原付
午後はトイレと洗面台からはじめます。どちらも汚れが目立つところで、比較的きれいにつかっていただいているので、あまり時間はかからず、すぐさまキッチンです。自分の中では、キッチンに一番時間がかかるという認識です。油汚れや焦げつきはガンコ、はね汚れは思わぬところについていて、汚れとの格闘の時間です。
それを終えると少し肩の荷を降ろし、雑巾片手にいろいろな場所の拭き掃除です。建具やドアやスイッチ類をこまめに拭いてゆきます。手垢などが落ちて新品同様になるのが気持ち良いです。
床に掃除機をかけて、モップ掛けをしていると、いよいよ仕上がり、という気持ちになってきます。これらを5時まで終わらせられれば、いつも通り。すべての作業終了後、報告用に各部屋の写真を撮って帰社し、報告書を提出。ここで6時の退社時間、と言ったところです。しかし時には、8時頃まで作業が続くこともあります。それでも入居の予定が決まっているので、翌日に持ち越すことはできません。
一人の作業というのは、ともするとサボることもできるかもしれません。それでも、ここでこれから暮らす入居者のみなさんのことを想像すると、手を抜くようなことは考えられません。社員心得の中にも「大切な人に見られても恥ずかしくない行動をとる」「人の心に届く仕事をする」がありますし。
- ピッチに立つ小川
子どもの頃から現在まで、サッカーを続けて来ました。チームプレーの大切さはもちろんのこと、粘り強さや、何かを率先してやること、オンとオフの切り替え、単独プレーの大切さも、ひとつのものを極めたいという気持ちも、全部プレーの中で身についてきた気がしています。こういう自分の中のものが、今の仕事にもすごく影響を与えて、役に立っていると思います。
工事部 工事第3課所属 小川 哲平
趣味は釣り、内田社長と釣り談義をすることも。
将来は内装工事の腕を磨きたいと語ってくれた。
さらに大きな夢も、別企画インタビューで語ってくれている。